混合気を効率的に撹拌するスペーサーです。 ガソリンは空気と混ざって混合気となり、マニホールド内を流れている時は未だ気化していない液体の粒状です。 このスペーサーはキャブレター車のマニホールドとシリンダーヘッドの間に挟んで使用し、燃料と空気の混合気を効率的に乱流させ、燃料の気化を促進する事により、エンジン内で燃料を完全燃焼へ近付けます。 インジェクション車両でも、マニホールド内へ噴射するタイプの場合、効果を発揮します。 前回のものに更に改良を加え、吸気抵抗を低減し、気筒内への充填効率を向上させました。 3号までの改良点は、実際に流れる混合気に衝突する部分の吸気側へ削りを入れ、且つ削り面を揃えることで、スクリューの様に混合気が渦を巻きながら気筒内に流れ込むようになり、気筒内への充填効率を上げた点でした。 また、中心点を若干オフセットすることにより、より気体が乱流することがわかってきていましたが、試験試験の繰り返しにより、どの向きにオフセットすると効果がより高まるかが絞れてきたため、5号の主穴は中心点から前後方向へ1mmオフセットして設計しました。 混合気は重さのある物体です。 スーパーカブの様に前側から吸気するタイプの場合、慣性の法則や遠心力により、混合気はポートのシリンダー側に寄って流れているようです。 よってスーパーカブの様な前振りマニホールドの場合、本スペーサーのクモの巣状の部分の中心がシリンダー側へ寄る様に取り付けてください。 またモンキー等の後ろ振りマニホールドの場合、流れる混合気の偏りが逆になりますので、本スペーサーのクモの巣状の部分の中心がタペットキャップ側へ寄る様に取り付けてください。 現物で取付を確認したのはモンキー、ゴリラ、スーパーカブ50、90、SP武川(除スーパーヘッド)、キタコ、シフトアップのシリンダーヘッドです。 よってモンキーやゴリラ、スーパーカブ等の殆どのホンダの横型エンジンに使えると思います。 私はスーパーカブ90に使用しておりますが、これを使用して1リットルで58~67km走ります。 また、クリッピングポイントのハイパワー115ccキットに取り付けたところ、特に中速以降にパワーアップが感じられ、1リットルあたりの走行距離は53kmから62kmに伸びました。 更に、バックファイヤー検査も行いました。 バックファイヤーによる破損及び曲がりはありませんでした。 スーパーカブに取り付ける際、スロットルワイヤー端部とフレームとの距離に制約があるため、厚さは1,5mmとしました。 材質はステンレス鋼 寸法 ・主穴径:22ミリ ・厚さ:1,5ミリ ・横:60ミリ ・縦:35ミリ ・取付穴の径:7ミリ ・取付穴の中心間:45ミリ ご希望があれば専用ガスケット(0.5mm厚)を枚数分×200円でお付けいたします。 ご不明な点はご質問下さい。 わかる範囲でお答えします。 取りに来て頂ける方、限定です。 直接お越しになれない方はYahoo!オークションで“混合気撹拌スペーサー”と検索してください。 よろしくお願いします。 取り付けた方のインプレッションが掲載されておりますので、よろしければ参考としてみてください。 http://blog.livedoor.jp/miata776/archives/1859871.html
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