Lemonadeさをり織り個展「春待つきもち」 （投稿ID : t75ft）

“さをり織り”は自由に自己表現する手織りであり、同じものが一つとしてない、すべての作品が世界に一つしかないものです。このさをり織りで、さまざまな色鮮やかな世界を生み出す作家が「Lemonade（レモネード）」です。

本展では、Lemonadeによる、淡いパステル調を中心とした、カラフルな手織り作品が、数十点に渡り展示されます。作品は、マフラーや帽子といった衣類に始まり、ポーチやポシェット、バッグ、さらにはテディベアなどの人形など、多岐に渡ります。この全てが、Lemonadeの手により織られた手織り布によって作られたものです。また、会期中はほぼ全日に渡り（21日を除く）、Lemonadeが来場し、直接来場者の方に、さをり織り作品をご紹介します。また、Lemonadeが日頃、作品作りに使用している織り機も展示し、実際に織りの模様も見学することが可能です。

本個展は「春待つきもち」と題され、春を待つようなわくわくする気持ちや、日だまりのような、あたたかい気持ちを表現する作品を、心をこめて一つづつ手作りし、展示販売します。ぜひ、心を潤すようなLemonadeの作品を、実際に手にとってご覧ください。


〈さをり織りとは〉
さをり織りとは、今から50年程前に日本人女性が生み出した手織り。それまでの機械織りとは違い、自由に自己表現をするアートとしての織りであり、「差異を織る」という意味から“さをり織り”と名付けられた、とも言われています。機械織りはパターンを先に考え、布として完璧に織ることが求められますが、さをり織りは素材や色を自由に織ってよいのです。気の向くままに織りの途中で糸を変えてみたり、羊毛や糸の束を挟んでみたりすることにより、オリジナリティある織りを生み出すことができます。
さをり織りの織りは、同じものがひとつとしてない、全くオリジナルのものであり、すべての作品が世界にひとつだけしかないものなのです。


〈Lemonadeプロフィール〉
三重県出身。県内の美術系高校から武蔵野美術大学に進学。
同県在住の頃より、さをり織りでの作品づくりを開始。さをり織りの自由さに感銘を受け、みずからの持ち味である、淡く、華やかなカラーリングを活かした、“新たな”さをり織り作品を制作。そのカラフルな色合いに加え、さまざまな素材や糸を織り込むなど、感性を発揮した作品を生み出し続けています。
現在は、各地のハンドメイドイベント等で、作品を発表するとともに、オーダーで作品を制作。2022年2月に初の個展を開催。