16型液晶テレビ　D-sub×1/HDMI×3/D5×1（投稿ID : 1cfri）

16型液晶テレビ シャープ　アクオス　LC-16K5 アマゾンのレビューのひとつから 本来は16V型の3波対応小型液晶TVなわけですが、 PC用の15.6"サブディスプレイとしても非常に有用な製品です。 TVとしては大手国内ブランドで唯一の16V型。他の大手はどこも19V型止まりで、 ディスカウントショップなどで見かける16V型商品は、1万円ちょいの安物ばかりです。 その中で本機のスペックは画面サイズ以外、同じシリーズの19V型と何ひとつ変わりません。 3波受信、HDMI入力3系統、PinP/PBP機能、外付HDD録画対応。 そしてこの機能を携えたままPC用サブディスプレイになるのです。 単体でTVも見れて外付HDD録画もでき、入力もD-sub×1/HDMI×3/D5×1と充実した 15.6"ディスプレイは、AQUOSのこの製品以外にどこにもありません。それどころか、 そもそもこの15.6"サイズのPC用ディスプレイは製品自体がほとんど存在しないのです。 サブ用にうってつけの画面サイズなのですが。 現在市場にある15.6"ディスプレイはほぼ1機種、BenQのG615HDPLのみ。 しかしそちらも入力はわずかアナログD-sub1系統。HDMIなどありません。 他の16V型TVを見てもHDMIはせいぜい1系統、もしくはD-sub×1だけ。 本機のHDMI×3がいかに飛び抜けた存在かがわかります。 そしてPinP/PBP機能。2画面を入れ子(=PinP)か横並び(=PBP)の形で 同時表示できる、使いようによってはとても便利な機能なのですが、 PC用ディスプレイにもこの機能をもつ製品はなかなかありません。 18.5～21.5"クラスにはほぼ皆無。なのに15.6"サイズで本来TVの本機が、 PinPに加えPBPまで搭載しているのは驚きです（2画面のうち1画面はTVですが）。 実はもともとメイン用でPinPにTVを映せる機種を探していたのですが、 本機のおかげでメインのディスプレイを買い替える必要はなくなりました。 このようにTVに使え2画面機能まで備えたサブディスプレイとして、 自分にとってはほぼ100点満点の製品ですが、冷静に見ると、 TVとしてもディスプレイとしても、絶対的な性能はまあそれなりです。 パネルはTNと思われ、左右の視野角はそこそこですが下からはガッカリです。 上下視野角がショボいのに、画面の仰角調整ができないのが痛いです。 音もなるべく本機の再生音は聞きたくないクオリティですが、自分の場合 TVの再生ボリュームは常にOFFで、光出力から外部スピーカーで再生するので許せます。 PC向けには映像設定を「PC」にしてまず文字の見え具合を調整し、 あとはPC側からガンマや色味を追い込んでいくのがよさそうです。 フォトレタッチなどのグラフィック用途にはさすがに厳しいですが、 うまく調整すればwebやメール、動画鑑賞などの日常用途には普通に使えます。 前述した同サイズのBenQ/G615HDPLよりは間違いなくマシだと思います。 当方実はG615の先代G610HDPLをこれまでサブに使っており、 それと比べると発色は本機のほうがずっと素直で、調整もしやすいです。 そもそも向こうはアナログ、対してこちらはHDMI ですから。 このサイズでこれほどの機能を備え、使い勝手は非常に広い製品ですが、 残念なことにすでに発売中の後継モデルK7シリーズに16V型はありません。 唯一最強の3波TV兼15.6"マルチディスプレイ。手に入るうちに。 http://www.sharp.co.jp/aquos/lineup/k5/