文庫本 中篇小説 西村賢太氏の訃報で何人か思い出した人の1人。 西村賢太氏は中卒だったが花村萬月は3日で高校中退、その後書くには長い経歴を経て小説家に(wiki見てください) そして芥川賞。大学の客員教授にもなっているらしいです。 あらすじとしては歌舞伎町のぼったくりバーで働いていた主人公がなぜか滋賀県の雄琴のソープでボーイとして働くことになった話です。(画像5枚目参照) 時代背景は昭和50年ぐらい。同時の雄琴の状況や店の事情など生々しくリアルに書かれています(巻末追記でなぜそんなに詳しく書けているかの説明あり) 経営者の手口やそのころの女性をとりまく社会的変化とか貞操観念とかもこんな感じかーと 帯は青春小説、恋愛の匂わな書き方ですが恋愛要素はそこまででもないかと。 状態は良いと思います。中古品です。ご理解の上よろしくお願いします。 以下、本とは関係ない文章。ひまな方いたら読んでください↓ 雄琴は嫌われ松子の一生でも松子が働いていたところです。 数年前の雄琴のことは風俗嬢漫画家紫藤ももえが書いていてこの花村氏の小説とは違いSNSでの営業活動の指導もされたりとかそれも面白かったです。 紫藤ももえさんはリアルタイムで働いている店のこととか書いていたりとか連載中にいきなりコンプラ引っかかってそのまま連載終了になったエピソード(マカオに出稼ぎのその後が掲載されず)とかあります。最近ここ2年掲載誌買ってないので現状はわからないです(SNSは更新されてる?)
惜春 花村萬月 講談社文庫 東京 中古あげます・譲りますを見ている人は、こちらの記事も見ています。