文庫本 144回芥川賞受賞作 2012年 森山未來主演で映画化 掌編 落ちぶれて袖に涙のふりかかる を併録 解説文 石原慎太郎 受賞作が発表される日に鶯谷に行っていた話は当時話題になりました 読んでいる時に本人のプロフィールと発行年度を何回か確認してしまいました 私小説、中卒、平成のワードとは似つかわしくない文章 昭和40年代苦学生?みたいな生活 この人も自分と同じ底辺にいる者なのだと云う認識を呼び起こし、ひょいとインチメートな感じをも抱くと、そこであっさりと引きあげて行ってやることにした。 ※ ※ 飯田橋の厚生年金病院裏になる四畳半の虚室で煙草をふかしつつ、百五十円のみの現在の所持金を思い、これを仕事にゆく為の交通費とするかどうかを悩ましく沈思考しているのであった。 (苦役列車 本文より引用) 映画化の森山未來はどうだったんだろ?作者は空気階段のもぐらのイメージ 無頼派というのか?阿佐田哲也みたいな(多分違う) 文章としての読み応えはあり芥川賞受賞作として納得 内容は好みの問題かな 芥川賞審査員好きそうな感じ 裏表紙に シミとキズあり 経年劣化日焼けあります ご理解の上よろしくお願いします 歌舞伎町、新大久保で手渡しか 改札を出ずに受け取りたい方は新大久保駅、大久保駅南口、西武新宿線北口、東新宿駅 大江戸線、副都心線の改札越しの受け渡しが可能です プロフィールに目を通してからご連絡ください
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