信陽毛尖は、中国十大銘茶の一つに数えられる有名な緑茶です。「信陽毛尖」の名前はその産地から取られています。産地は、河南省南部にある信陽県西南部を中心に車雲山、集雲山、天雲山、達雲山などの山々が重なり合う海抜300~800mの谷間で作られています。「毛尖(もうせん)」とは、白亳(はくごう:白い産毛)の多い芽の形が細くとがっている様からつけられた名称で、「黄山毛峰(こうざんもうほう)」の「毛峰」などと同じ意味合いを持つ名前です。この地域には、黒龍潭、白龍潭といった渓流も多く、大別山北麓を中心に、古くから良いお茶が作られてきた地域としても知られていますが、四季がはっきりしている地域であり、降水量も多く、お茶の生育にとても適した地だと言われます。 茶葉は真っ直ぐにのびていて白毫が多く、深緑色をしているのが特徴です。淹れると透き通った明るい色で、香りが高く、まろやかで濃厚な味わいが絶品です。
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