
ウォーターサーバーの解約と返却方法は?具体例を交えて徹底解説!
ウォーターサーバーの解約・返却方法が分からずに困っていませんか?
この記事では、ウォーターサーバーを解約する3つの簡単なステップを紹介。
また後半では、ウォーターサーバーをお得に解約する方法についても解説しています。
ウォーターサーバー解約の手順

ウォーターサーバーを解約する3つの手順についてご紹介します。
ウォーターサーバーの解約手順
- 解約の電話をする
- サーバーの返却準備
- サーバー回収
では、順に解説していきます。
解約の電話をする
まずは、契約業者に電話して解約の旨を伝えましょう。クレジット決済で毎月自動決済にしている場合には、早めに電話することをおすすめします。
契約書には、解約や修理などのための問い合わせ先が、基本的には書かれているものです。
場合によっては書かれていない場合もあります。
契約書を見たり、ネット検索をして問い合わせの電話番号を探しましょう。
早速電話をかけていくと思いますが、電話をすると「なぜ解約するのか」、その理由を聞かれます。
「サーバーが古くなって音がうるさくなりましたか?」「お水の味を変えませんか?」など、解約させないセールストークがされますので、丁寧に解約を希望しましょう。
すると、クレジット決済の引き落しがその場で止められます。
同時にサーバー回収の日時を決めることになります。
改めて回収担当から電話がありますので、その電話で希望の回収日時を伝えましょう。
これは契約時に同意しているため、支払いを避けることはできません。
払いたくない場合には、契約期間満了(更新)までウォーターサーバーを使いましょう。
サーバー返却準備
サーバー返却の日程が決まったら、その日までに返却準備をします。
何をするかと言うと「水抜き」です。
まだサーバー内に水が残っている状態だと思いますので、全ての水を出し切りましょう。
ボトル内の水が無くなったからといって安心してはいけません。
まだタンク内に大量のお水が残っています。これもすべての水を出し切りましょう。
タンク内の水抜き方法
空になったボトルを外すと、タンク内がボトルの空気圧から開放されますから、その状態で水を出すとタンク内のお水すべて出しきることができます。
タンク内は空になりますので、空焚きになる前にサーバーの電源を切ってから水とお湯を出し切って下さい。
サーバー回収業者は、家の中までサーバーを取りに来てはくれませんので、ちょっと重くて大変ですが玄関先までサーバーを持っていっておきましょう。
サーバー回収
約束した日時にサーバー回収業者(クロネコヤマトや佐川)が来ますので、サーバーをそのまま渡して下さい。
特に箱などに入れる必要はありません。
回収の際、ボトルに被せていたプラスティックの蓋や、サーバーの下に敷いていたプラスティック皿などは回収されません。
そもそもウォーターサーバーを解約する理由とは?
ウォーターサーバーを解約する方は、どんな理由で解約するのでしょうか。
インターネットでの口コミ情報で多かった解約理由を、5つ紹介します。
値段が高い
多くのウォーターサーバー利用者が「値段が高い」を理由に解約しています。
「最初は便利だと思ったけどやっぱり高い…」「毎月の固定費で4,000円は家計に打撃!」など、とくに主婦層の意見が多かったです。
ウォーターサーバーを解約した方は、近年注目を集める水道直結型のウォーターサーバー(定額で飲み放題)に乗り換えたり、ネット通販で2リットルの水を購入しています。
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音がうるさい
2年以上使用しているご家庭では「サーバーの音がうるさい」という声もありました。
「寝室まで音が聞こえてきて眠れない…」「音がうるさくて頭痛がする…」という深刻な悩みを持っている方もいらっしゃるようでした。
音がうるさいので業者に交換を依頼すると、交換費用がかかるとのことで解約を申し出るという流れが多いようです。
臭いがする
サーバーに自動クリーン機能が付いていない場合、長年の使用をすると臭いが発生しているようです。
サーバー内部の汚れなので、自分では簡単には掃除することもできません。
また、サーバー交換にはお金がかかるので、解約を決断する方がいらっしゃるようです。
水が無くなる心配をしたくない
ボトリングタイプのウォーターサーバーは、お水が有限です。
ですので、無くなると追加で注文する必要があり、さらにお金がかかります。
それを避けるために、無くなりそうになると節約して使うようになり、カップ麺などを作る時は結局水道水を使っているようで、「それなら解約しよう」と利用を止める方がいらっしゃいました。
水道水で良いと思った
ウォーターサーバーは、その場所や電気代、また水の費用もかかるので、水道に浄水器をつけて水を飲もうと判断する一人暮らしの方も少々いらっしゃいました。
ウォーターサーバーを解約する場合、余った水はどうすればいい?
余ったお水については、ボトルが回収される「リターナブル式」と、ボトル回収がない「ワンウェイ式」で対応が異なります。
- 「リターナブル式」:水ボトルは捨てずに、業者に返却するタイプ
- 「ワンウェイ式」:水ボトル(パック)を自宅で捨てることができるタイプ
リターナブル式の場合には、ボトルが必ず回収されますので、回収日までに水を全て使い切る必要があります。
もしくは、別の容器に移しておくなど対策を取りましょう。
ワンウェイ式のボトルは「使い捨てボトル」なので原則回収されません。
依頼をすれば回収されますが、お水の料金は戻ってきませんので、最後までご自身で使ったほうがお得です。
天然水は塩素が入っていないので、劣化も早いです。
お鍋料理に使ったり、容器に入れて大量の氷にしたりするなど、短期間で使用できるように工夫しましょう。
ウォーターサーバーの解約をくい止める営業電話の対応方法
解約の電話をすると継続してもらおうと色々な提案をしてきます。
「2年以上の契約をして頂いているのでお水を2ボトル無料でご提供できるのですが…」
「サーバーの交換費用を特別に半額にいたします!」
などという魅力的なセールストークをされることがあり、断りきれずに結局継続してしまうかもしれません。
ここでセールストークを回避する断り文句をご紹介しましょう。
- 「もうすでに他のサーバー業者と契約をしてしまっているので。」
- 「結婚して、妻(夫)が同じサーバーを使っているので1つで十分です。」
上記のような内容を伝えると、業者も継続させる口実がなくなりますから、ほぼ確実に解約手続きに進めるでしょう。
クーリングオフ制度で無料で解約
世の中には、気が弱く強引なセールスで商品やサービスを購入してしまい、後悔される方もいらっしゃいます。
こうした消費者を守るために、日本では「クーリングオフ制度」が設けられています。
クーリングオフ制度とは
契約から一定期間内(8日以内など)においては、原則無条件で契約解除できる制度のことをいいます。
もしデパートなどで勢いや強引なセールスでウォーターサーバーを契約してしまい解約したい場合には「クーリングオフ制度」を利用して解約しましょう。
一般的には契約した業者に、「クーリングオフ期間内なのでやっぱり解約したいです。」と伝えれば解約可能です。
しかし中には、「もうサーバーの発送手続きを済ませてしまったので初月費用は発生します。」などと返答してくる業者も存在します。
その場合には、消費者センター「188」に電話して相談しましょう。
契約内容を伝えるとクーリングオフ手続きをする書類作成方法や手順などを教えてくれます。
ウォーターサーバーの契約&解約トラブル
ウォーターサーバーをスムーズに解約できるように、解約時のトラブル事例をチェックしましょう。
解約金を払いたくない!
ネットの口コミで圧倒的に多いのが「解約金を払いたくない!」です。
「味が思った以上においしくない」「なんとなくやっぱりいらない」「サーバーがもっと小さいかと思った」などの、個人的な都合や確認不足などで解約を申し出ると原則解約金が発生します。
契約8日以内であれば、クーリングオフが適用され原則無条件で無償解約可能ですが、それを過ぎるとサーバーが自宅に届いてしまっていると思いますし、制度適用期間も過ぎているので解約金が発生します。
契約前には条件や料金などしっかり確認しておきましょう。
サーバーを弁償!?
サーバーがようやく自宅に届いていよいよ使用開始!と思った瞬間いきなりの「水漏れ」。
「最初は仕方がないのかな」と1週間程度様子を見てそれでも水漏れは止まらないので、業者に電話をすると「交換」することに。
しかし、異変に気づいて1週間以上が経過していたため交換費用を請求されてしまいました。
サーバーに何か異変があれば、すぐに業者に連絡して早期交換してもらいましょう。
返却の水を返金して!
ウォーターサーバーを解約するタイミングで天然水ボトルが5本も残っていました。
解約時に引き取ってお水代金を返金してくれるか問い合わせたところ、「箱を開けて開封しているので不可」との返答を受けトラブルになりました。
ワンウェイ式の使い捨てボトルは基本回収されず、開封されれば最後まで飲みきって空のボトルは捨てる方式となっています。
解約時に返金をしてもらいたいお水がある場合には、開封せずに問い合わせることが大切です。
味が口コミと違う!
「口コミと味が全然違うから解約して!」という理由で、解約を申し出てトラブルになっているケースもあります。
契約者はネットの口コミを読んで、「飲みやすそう」「美味しそう」という印象を受け契約したそうです。
しかしイメージした味と違うことを理由に、解約金を免れて解約することはできません。(契約から8日以内ならクーリングオフ制度適用可能)
イトーヨーカドーなどの大きなデパートで、ウォーターサーバー業者が試飲サービスを行っている場合があります。
こうしたイベントに出向いて、実際にお水を飲んでから決めると、安心して契約することができますね。
懸賞で当選!やっぱり解約したい
デパートの懸賞で当選し3ヶ月無料のウォーターサーバーを契約しました。
しかし、半月が経過したところで「やっぱりいらないかな..」と解約の電話をしたところ、解約には違約金が発生すると言われトラブルに。
懸賞で当たったとしても、契約時に違約金の規定など説明がされているはずですので、契約前にしっかり条件を確認しておくことが大切です。
契約日から8日以内なら、クーリングオフが適用ですので、基本無償解約することができます。
懸賞で当たったからといっても、月額利用サービスはいずれ有料になることをお忘れなく。
解約金かからないはずでしょ?
2年半ウォーターサーバーを使い、違約金が発生する2年を超えての解約の申し出をしたのにも関わらず、違約金2万円が発生してしまいました。
その理由は、1年使ったところでサーバー本体を交換したからでした。
サーバー業者の規定によって異なりますが、本体を交換すると契約期間はリスタートされます。
つまり1年使っても、また1日目からのスタートとなってしまうということです。
ですからこの事例では、あと半年利用することで、違約金を払わずに解約ができるということになります。
解約時には、解約金が発生しなくなる期日を、前もって電話で確認することをオススメいたします。
ウォーターサーバー解約・返却の体験談
ウォーターサーバー解約・返却の体験談を3つ紹介します。
ウォーターサーバーをお得に解約するコツとは?
ここまでで、ウォーターサーバーの解約に関することを紹介してきましたが、実はお得に解約するコツもあるのです。
ここでは、そのコツについてと、今の段階での解約が本当に適切なのかについて紹介していきます。
コツは他社のキャンペーンを活用すること
ウォーターサーバーで乗り換えを検討しているのであれば、他社のキャンペーンを有効活用するといいかもしれません。
というのも、キャンペーンの中には、前のウォーターサーバーの解約金を代わりに負担してくれるものがあるためです。
主なウォータサーバーのキャンペーン4種類
- サーバーのレンタル料や水が一定期間無料になるもの
- ギフト券が贈呈されるもの
- 一定額のキャッシュバックがもらえるもの
- 前のウォーターサーバーの解約金を一定額負担してくれるもの
これらについては、数千円から数万円もお得になるケースが一般的です。
そうなれば、こういったキャンペーンを利用しない手はないのではないでしょうか。
たとえば、具体的なキャンペーンには、以下のようなものがあります。
キャンペーンの例
- プレミアムウォーター:最大16,000円の解約金をキャッシュバック
- フレシャス:最大16,200円の解約金をキャッシュバック
- アルピナウォーター:7,000円キャッシュバック(WEB申込みのみ)
ただしキャンペーンを受けるためには、一定の条件がある場合があります。
「スキップ」も検討してみる
ウォーターサーバーの中には、「スキップ」といって、水の注文を一時的にストップする制度を設けているものもあります。
もし、あなたの解約理由が、「水の注文ノルマに追いつけないから」ということであれば、この「スキップ」を活用するといいでしょう。
スキップを利用する場合は、「手数料として〇円(数百円や1,000円程度)必要」なものもあれば、「一定期間のスキップであれば手数料が無料」というものもあります。
これらは、現在契約しているウォーターサーバーによっても異なります。
そのためまずは、「スキップ制度がそもそもあるのか」「あるとすれば、手数料はどの程度なのか」を問い合わせから聞いてみると良いでしょう。
せっかく安心な水を飲むために契約したのですから、水が余るだけが問題であるなら、その方が気持ちの面でもお得になるはずです。
ウォーターサーバーの解約方法は
むずかしくない
違約金発生については、事前に確認しておくことで、余計なコストをかけることなく解約可能です。
他の天然水サーバーや水道直結型サーバーなど、様々なサーバーが近年では登場しているので、乗り換えてみてはいかがでしょうか。