2022.05.132022.05.13

ウォーターサーバーはいらない?必要のない人と必要な人との違いとは?

自宅にウォーターサーバーがある家って、ちょっと憧れますよね。

「うちにも一台…」と検討するも、結局「やっぱりいらないか…」と、設置しないまま現在に至るケースは多いでしょう。

この記事ではウォーターサーバーがいる人・いらない人の特徴を解説していきます。

ウォーターサーバーはいる?いらない?

ウォーターサーバーはいる?いらない?

ウォーターサーバーに関して、世間の意見は賛否両論です。

ウォーターサーバーが「いる派」の人の意見

「いる派」の人の多くが、「設置したら生活が快適になった!」と満足の声を挙げています。

一度使い始めたら手放せなくなり、冷蔵庫や洗濯機と同じように「生活必需品」として愛用している人が多いようです。

ウォーターサーバーが「いらない派」の人の意見

一方、ウォーターサーバーは「いらない派」という人は、「水道水やペットボトルがあるから必要ない!」との考えが大多数です。

なかには、一度設置してみたけれど、デメリットを感じて辞めたという人もいます。
こうして見ると、メリット・デメリットのとらえ方で意見が分かれていることがわかります。

そこで、実際にどんな特徴があるのか、ウォーターサーバーのメリット・デメリットを見ていきましょう。

ウォーターサーバーのメリット

まずはメリットからご紹介します。
ウォーターサーバーを使うと、どんなイイコトがあるのでしょうか?

安全で美味しい水が手軽に飲める

ウォーターサーバーを使い始めた人のほとんどが、水へのこだわりを持っています。
「ウォーターサーバーなら安全で美味しい水を飲める」という理由で設置を決めているのです。

「いらない派」の人からすると、そもそも日本の水道水は安全だから、わざわざ設置する必要はないと思われるでしょう。

確かに、外国と比較すると日本は水道水の安全に気を配っており、51項目の厳しい基準が設けられています。

この基準にクリアできなければ、家庭に供給されることはありません。

つまり、日本の水道水は常に「そのまま飲んでもOKなレベル」にあります。

でもだからといって、「水道水=100%安全」というわけではありません。その理由は、水道水が各家庭に届くまでの流れを見れば一目瞭然です。

一般的な水道水は、「水源→浄水場→給水管→家庭」の順に運ばれていきますが、その過程で以下の有害物質や不純物を含んでしまいます。

有害物質の例

  • 塩素
  • トリハロメタンなどの化合物
  • サビ

これらの物質が私たちの身体に、どのような影響をもたらすのか、以下で詳しくご紹介しましょう。

塩素

水源から浄水場へと運ばれると、厳しい水質基準を満たす水道水をつくるために「殺菌消毒」が行われます。

このときに使われるのが塩素で、源水に含まれる細菌やウイルスなどを除菌してくれる作用があります。
とても重要な働きを持つ塩素ですが、決して身体にいいものではなく、健康への影響に不安があることは事実です。

特にアトピー性皮膚炎の人はその影響を受けやすいといえるでしょう。
塩素のタンパク質破壊作用によって免疫力が弱まり、症状が悪化しやすいともいわれています。

トリハロメタン

塩素を添加する段階で発生する「トリハロメタン」という物質にも要注意です。
トリハロメタンとは、4つの物質の総称のことをいいます。

  • クロロホルム
  • ジブロモクロロメタン
  • ブロモジクロロメタン
  • ブロモホルム

たとえば、この中で「クロロホルム」は、国際ガン研究機関(IARC)により、発がん性の可能性があることが示唆されています。


クロロホルム
発がん性:国際がん研究機関(IARC)2B(ヒトに対して発がん性を示す可能性がある)。マウスを使った2年間の試験で発がん性が認められた。

厚生労働省PDF資料「クロロホルムほか9物質の健康障害防止対策」
サビ

配水管には鋼鉄が使われているケースが多いのですが、経年劣化によってその部分が徐々に錆びていき、水の流れとともに剥がれてしまいます。

サビは鉄なので、少量であればからだにとっても必要なミネラルなので、まったく問題ありません。

ただし長期間にわたって必要以上に鉄を摂取すると、鉄過剰症を引き起こす恐れがあります。

鉄過剰症とは

鉄過剰症とは、血中の鉄分量が標準よりも高い過剰状態にあり、心臓・肝臓などの臓器に必要以上に貯蔵されてしまう疾患のことをいいます。

この疾患になると、臓器の機能が低下し他の病気を誘発する恐れがあるため、注意を払ったほうがいい疾患ともいえるでしょう。
とくに、からだの機能が十分ではない赤ちゃんなどは、より気を付けるべきものでしょう。

また閉経をむかえた女性や成人男性については、鉄欠乏症になりにくいことから、よりこの鉄過剰症になりやすいと、厚生労働省管轄の『統合医療』情報発信サイトのHPでは示唆されています。


鉄欠乏症は、成人男性や閉経後の女性にはあまりみられない。このような人は、医師から処方された場合を除き、鉄過剰症のリスクが高まるため鉄剤を摂取してはいけない

厚生労働省「統合医療」情報発信サイト

また鉄の過剰貯蔵について、臓器にもたらされる危険性にも触れられています。

ヘモクロマトーシス患者では鉄がきわめて効率的に吸収されるため、鉄が体内に過剰に蓄積して肝硬変や心不全などの臓器障害を引き起こすことがある[1,3,67-69]。過剰に貯蔵された鉄により臓器が損傷されてはじめて、ヘモクロマトーシスが診断されることが多い。鉄補充はヘモクロマトーシスを悪化させるおそれがあり、これが鉄欠乏症ではない成人男性や閉経後の女性が鉄剤を摂取してはいけない大きな理由のひとつである。


厚生労働省「統合医療」情報発信サイト

こうして見ていると、水道水をそのまま飲むことに抵抗を覚えた人も多いのではないでしょうか。
まさにその不安を取り除いてくれるのが、ウォーターサーバーです。

水道の蛇口をひねるようなお手軽さはそのままに、より安全で美味しい水を利用することができます。

その都度ボトルを自宅に届けてもらえるので、ペットボトルに比べて買い物の手間や労力を省けることも魅力です。

いつでもお湯が使える

ウォーターサーバー愛用者が、口をそろえて絶賛しているのが、いつでもお湯が使える機能です。
冷水と温水のレバーがついていて、そのときの気分や用途で使い分けることができます。

ちなみに、温水は80~90℃程度です。
「コーヒーが飲みたい」と思ったらまずお湯を沸かす必要がありますが、ウォーターサーバーがあれば、温水レバーを引くだけ。
熱すぎずちょうどよい温度のお湯が出るので、美味しいコーヒーを楽しむことができます。

災害対策になる

実は、東日本大震災以降にウォーターサーバーの普及率はグンッと高まりました。
その理由は、災害対策に有効であることが認知されたからです。

大きな災害が起きると、場合によっては水道水が使えなくなります。
私たちの身体の約60%は水分でできているので、水がないと生きていくことはできません。

ウォーターサーバーのボトルを備蓄していれば、万が一の災害時の命綱になってくれるでしょう。

ウォーターサーバーのデメリット

ここまでメリットをご紹介してきましたが、必要性を見極める上でデメリットに注目することも大切です。

ウォーターサーバーには、どんな不便や懸念点があるのでしょうか?

設置スペースが必要

一般的なウォーターサーバーのサイズは、以下の通りです。

  • 幅と奥行きがそれぞれ30~40㎝
  • 高さが1m

実際に設置してみると意外に存在感があります。
置き場所によっては、部屋を狭く感じさせてしまうかもしれません。

部屋のインテリアに馴染まずに、ウォーターサーバーだけ浮いた印象になってしまうケースもあります。

そして忘れてはいけないのが、ボトルの収納場所が必要であるということです。
ストックボトルはもちろん、使い終わった空ボトルもゴミの日まで保管しなければならず、意外と場所を取ります。

ランニングコストが高い

ズバリ、ウォーターサーバーは、ランニングコストが高いです。これがネックとなり、設置を躊躇している人は多いのではないでしょうか。
利用する際には、毎月一定の料金を支払う必要があります。

ウォーターサーバーにかかる料金

  • サーバーレンタル代
  • ボトル代
  • 電気代
  • これら3つの料金を合わせた金額が、1ヶ月にかかる料金ということになります。
    具体的にどのくらいの費用が発生するのか、それぞれチェックしていきましょう。

    サーバーレンタル代

    まず気になるのが、サーバーのレンタル費用ではないでしょうか。

    相場としては月額1,000円程度に設定しているところが多いですが、最近は「レンタル代無料」としているメーカーが増えてきました。
    一見すると無料の方がオトクに感じるでしょう。

    しかし、その分下記のようにほかのところで費用がかかっているケースがあります。

    • ボトル代が高めになっている
    • 定期購入のノルマがある
    • メンテナンス費用が有料

    月々のトータルコストのシミュレーションをする際には、相場の1,000円で見積もっておくようにしましょう。

    ボトル代

    ボトルは1本が12リットルで、1本あたり1,500円程度が相場です。
    1ヶ月で使用する本数は1人につき1本が目安なので、たとえば4人家族の場合は1ヶ月に4本程度使う計算になります。

    そうなると、4人家族の場合は6,000円程度かかると見ておきましょう。
    もしも料理にも使うとなると、その1.5~2倍の料金がかかります。

    電気代

    ウォーターサーバーは常に電源をONにしておく必要があり、1日24時間フル稼働しています。
    そのため、電気代の存在を忘れてはいけません。

    1ヶ月の電気代の目安は、600円~1,000円程度です。
    ちょっと高めの印象ですが、最近は350円程度で済む「省エネタイプ」が登場して注目を集めています。

    以上が月々のランニングコストの目安です。

    結局月額は?

    4人家族が利用する場合、これら3つを足した金額、つまり月々8,000円程度かかる計算になります。
    これが毎月かかることを考えると、決して安い金額とはいえません。
    これら3つの料金のほかにも、メンテナンス代や送料などが別途かかる場合もあります。
    気になるメーカーの料金システムがどうなっているのか、事前に細かくチェックしておくと安心です。

    衛生面・安全面に不安

    先ほど、「ウォーターサーバーの水は安全で美味しい」とお伝えしましたが、実は不安要素もあります。

    衛生面の不安は?

    まずは衛生面についてです。ウォーターサーバーの水には塩素が含まれていないので、残留塩素の心配がない分、注ぎ口やボトルの差込口に雑菌が繁殖しやすくなります。

    普段きちんとメンテナンスをしていれば、それほど問題視する必要はありません。

    しかしメンテナンスを怠っていると、「きれいな水」と思って飲んでいる水が、実は「雑菌だらけの水」になっている可能性があります。

    安全面の不安は?

    また、安全面にも不安があります。特に心配なのが、幼児に関する事故です。
    温水レバーを触ってしまってヤケドを負ってしまったり、ぶつかった勢いでサーバーが転倒してその下敷きになってしまったりという危険性があります。

    こうしたウォーターサーバー関連の事故は、実際にも起きているので、特に小さい子どもがいる家庭は不安になりがちです。

    ただし、最近はチャイルドロックや転倒防止機能付きのウォーターサーバーが増えています。
    あらかじめそのタイプを選ぶことで、安全面への不安は軽減できるでしょう。

    ウォーターサーバーがいらない人とは?

    ここまでご紹介したメリット・デメリットを慎重に考慮すると、自分にとって必要かどうかが自然と見えてきます。
    まずは「ウォーターサーバーがいらない人」の特徴を見てみましょう。

    1人暮らしや老夫婦だけの世帯

    よほど水をたくさん飲む場合を除き、1人暮らしの人にはウォーターサーバーは不向きです。
    というのも、量を消費できずに水を余してしまって、どんどんボトルのストックが増えていく事態に陥ってしまいます。

    「それなら月々少ない量を注文すればいいのでは?」と思いますよね。でも、一般的なウォーターサーバーには消費ノルマがあり、最低限注文すべきボトルの数量が決まっているケースが多いのです。

    老夫婦だけの世帯についても、このノルマを達成できない可能性が高いでしょう。

    そしてもう1つ、ボトル交換が大変なこともおすすめできない理由です。1つのボトルは10kg以上あり、それを毎回自分たちで交換しなければなりません。
    1人暮らしや老夫婦だけの世帯であれば、必要な分のペットボトルを購入するか、浄水器を使う方が効率的と言えます。

    ただし近年では、ひとり暮らし向けのウォーターサーバーや、水の交換が必要のない「水道直結型ウォーターサーバー」というものもあります。
    浄水器では、完全に不純物が取り除けないため、より安全に利用したいのであれば、やはりウォーターサーバーという結果となりそうです。

    水道水に不満がない人

    水道水に満足している人は、無理にウォーターサーバーを設置する必要はありません。

    特に年配の世代には、「昔から水道水を飲んでいるけど、悪い影響なんて何もない」という意見が多く、不満の声は少ないようです。

    また、地方に住んでいる場合は、「美味しい天然水が湧き出ているのにわざわざ水を買う必要なんてない」という意見が多く見られます。

    水道水に不満がないのにウォーターサーバーを設置しても、結局慣れた水道水を使ってしまって、メリットを十分得ることができない可能性があります。

    キッチンに浄水器がある人

    すでにキッチンに浄水器を取り付けた人、蛇口に浄水機能が付いている人は、あえてウォーターサーバーは必要ありません。
    浄水器によって、水道水に含まれる不純物を取り除くことができるからです。

    もちろん浄水器ではお湯を沸かすことができないので、お湯をいつでも使えるメリットを重視するなら「ウォーターサーバーはいらない」とは言い切れません。
    あくまで「安全で美味しい水を飲む」ことだけを考えるのであれば、浄水器のみでも事足りるでしょう。

    逆にウォーターサーバーが必要な人とは?

    ウォーターサーバーが必要な人とは?

    では、「ウォーターサーバーがいる人」はどんな人なのでしょうか?設置して満足できる人の特徴をご紹介します。

    赤ちゃんのミルク作りで時短したい人

    ウォーターサーバーは、赤ちゃんのお世話に大奮闘しているママの味方です。
    いつでも温水を使えるので、おなかが空いた赤ちゃんを待たせることなくミルク作りができます。

    しかも、ウォーターサーバーの水は「軟水」が多く、内臓が未発達な赤ちゃんに最適です。
    もちろん塩素などの有害物質を気にする必要なく、安心して利用できますね。

    水道水の安全に不安がある人

    水道水を飲むことに不安があり、健康のために安全な水を飲みたい人は、ぜひウォーターサーバーを利用しましょう。

    ウォーターサーバーには下記のようにいろいろなタイプがあります。

    • 原水の種類
    • 処理方法
    • 硬度
    • 口当たりや味わい

    たくさんの選択肢のなかから、自分に合った納得の水を選ぶことができるので、選ぶ楽しみもあります。

    天然水を飲みたい人

    ウォーターサーバーで利用できる水は、天然水とRO水が主流です。

    天然水とは

    天然水とは、いわゆるミネラルウォーターあるいはナチュラルミネラルウォーターのことで、地下水を採水したものです。
    採水地によって硬度や味わいが異なります。

    雑菌などの不純物はしっかり取り除かれていますが、天然のミネラルはそのまま残っています。

    健康や美容のためにミネラル豊富な水が飲みたいという人に、ウォーターサーバーはぴったりなのです。

    RO水とは

    RO水は、高性能フィルターによって不純物を限りなく除去し、純水に近い状態にまで「ろ過」した水のことです。
    この方法だと不純物と一緒にミネラルも取り除かれてしまうので、あとからミネラルを添加しているケースが多く見られます。

    RO水は天然水に比べて価格がリーズナブルになっていて、より気軽に利用したい人に支持されているようです。

    天然水やRO水について、より詳しく知りたいという方は以下の記事が参考になります。

    ウォーターサーバーが必要かどうか迷ったら

    いる人といらない人の特徴を見てきて、
    「やっぱり自分には必要ない」と再確認できた人もいれば、「思っていたより便利そう」「もしかしたら自分に合っているかも」と興味を持った人もいるでしょう。

    もしも必要かどうか迷ったら、お試ししてみるのが一番です。

    ウォーターサーバーのお試しを活用する

    さまざまなメーカーがお試しキャンペーンを実施しており、期間内は無料でウォーターサーバーを利用することができます。

    お試し期間は1週間のところもあれば、1ヶ月と長期のところもあります。
    実際の水の味や使い勝手をチェックできる、とてもオトクなサービスです。

    もし必要なかったらやめられる?

    もし「自分に合わないな」「いらないな」と感じたら、お試し途中で返却してもOKですし、お試し期間終了後に返却することもできます。

    ただし、メーカーによっては「お試し期間終了後に自動的に通常契約へと移行」するシステムのところもあるので注意しましょう。

    その場合はきちんと連絡の上で解約手続きをすれば大丈夫ですが、解約期限までに連絡を忘れていると、そのまま通常契約となってしまいます。

    メーカーによってお試しの内容は異なるため、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
    お試し自体はとても気軽に申し込むことができるので、迷っている方はぜひ利用してみてください。

    CHECK!

    まずは気軽にお試ししてみよう

    ウォーターサーバーは「ないと生活できない」ものではありませんが、あるとより生活がしやすくなったり、時間に余裕ができたり、備蓄になって心にも余裕ができたりと、メリットはたくさんあります。
    ちょっとでも気になったら、まずは気軽にお試ししてみましょう。実際に体験することで必要かどうかの最終判断を慎重に行うことができます。
    自分や家族にとって快適な生活を目指して、ぜひウォーターサーバーのある暮らしを考えてみてはいかがでしょうか。