昭和51年 176P 「ロードデンドロン・イン・アメリカ 「Rho- dodendron in America」 を全訳したものである。 津市、赤塚植物園社長、 赤塚充良氏はバン・ ビーン農園から毎年多量のロードデンドロン苗 を輸入し、国内でさらに栽培馴化させて販売し てきたが、近年日本のロードデンドロン愛好家 が増加し、 そこ 良い参考書を求められていた。 で、バンビーン氏の「ロードデンドロン・イ ン・アメリカ」の原著も輸入して提供してきた。 しかし、一般の人たちにとっては英語で書かれ たものは、取つきにくいのでその全訳を考え、 訳者に助力を求めてこられた。 あまり厚い本で はないので、 気やすく御引受けして、前半を奥 本が、 後半を塚本が訳し、アメリカで印刷した のが本書である。 簡単に考えて訳して見ると、 案外にむつかし い問題が多く、 手こずって、固い訳文となって しまった処がある。 全訳に当っての注意点や、 本書の特徴などを参考として次に書いておく。 本書の原著者、バン・ビーン氏は二代目で、 初代に続いてロードデンドロンの苗木栽培と育 種に尽力し、ロードデンドロン業界では有名な 人である。 初代は1925年にロードデンドロンの 苗木生産と育種のスタートをして、多くの品種 を作出した。 テッドはそのあとを受継いで事業 を拡大したが、 ちょうど第2次世界大戦後の経 済成長期に即応し、 グリーンビジネスの1つ として成功したものといえる。 ロードデンドロンは従来イギリスを中心とし て改良されてきたが、 本来の性質が高温乾燥や 高温多湿に適するものでなかった。 ところが多 くの育種家の手によって、これらの悪条件にも 耐える品種が作出され、 花色や葉の形質も幅広 い変化を示すようになった。 一方、戦後繁殖方 法が改良され、 プラスティック・コンテナーを 用いて繁殖、 栽培を一貫して行なう 「ライナー」 苗の生産に成功した。 これらの点で、バン・ビ ーン氏の努力は実を結び、 世界各国に苗を供給 し得る体制をととのえた。 状態は写真でご確認下さい その他記載されていない画像の希望があれば コメント頂ければ対応します。
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