宮崎県公立中高一貫校の適性検査対策、お疲れ様です。 ご提示いただいた資料(資料A:小林康夫、資料B:原研哉、資料C:SDGs)に基づいた「問い三」の作文模範解答を、異なる視点で3パターン作成しました。 構成のポイントは、条件にある**①「ズレ」の体験、②未来へのデザイン(具体策)**を論理的につなげることです。 ## 模範解答例 ① **【選択した目標:12 つくる責任 つかう責任】** 私は、家の近くのスーパーで大量の食料品が期限切れを理由に捨てられているのを見て、自分と周囲の環境の間に「ズレ」を感じた。資料Aにあるように、人間は自然環境を自分の都合の良いように作り替えてきたが、その結果として、まだ食べられるものを無造作に捨てるという、生命の循環から外れた「いびつな」状況が生まれていると感じたからだ。 このズレを解消するために、私は「循環を可視化するデザイン」を未来のために行いたい。具体的には、地域の農家と消費者を直接つなぎ、形が不揃いな野菜も無駄なく使い切る仕組みを地域で作りたい。資料Bが説くように、単なる図工の延長ではなく、地球環境を利用し続けられる知恵としてのデザインが必要だ。消費者が「つかう責任」を自覚し、生産の背景を知ることで、人間本位の身勝手な環境改変を改め、自然と調和した新しい生活スタイルを築いていきたい。(398文字) ## 模範解答例 ② **【選択した目標:15 陸の豊かさも守ろう】** 私の家の裏山は、数年前の宅地開発で木が切り倒され、コンクリートの壁に覆われた。その光景を見たとき、私は周囲の環境に強い「ズレ」を感じた。人間が自分たちの住みやすさだけを求め、そこに住んでいた生き物たちの居場所を奪うことに違和感を覚えたからだ。これは資料Aで述べられている「人間が自分の生きる世界を絶えず作り替えていかなければならない」という性質が、極端な形で現れた結果だと思う。 私は未来のために、自然と人間が共生できる「緑の境界線のデザイン」を考えたい。具体的には、都市開発の際、必ず元からある植生を残し、動物の通り道を確保するルールを街づくりに取り入れる。資料Bにあるように、環境を破壊するのではなく、持続可能な形で利用するための知恵を絞るべきだ。便利な暮らしを維持しつつも、他の生命を尊重する環境をデザインし、豊かな陸の資源を次世代へつなげたい。(399文字) ## 模範解答例 ③ **【選択した目標:11 住み続けられるまちづくりを】** 私は通学路にある古い空き家が放置され、景観を損ねている様子を見て、自分たちの暮らす街の環境に「ズレ」を感じた。資料Bには、人類は環境を自分たちの都合の良いように変容させてきたとあるが、一度作ったものを管理できず、放置して環境を損なっている現状は「いびつ」である。 このズレを解消するため、私は「古い資源を新しい価値に変えるデザイン」を実践したい。具体的には、空き家を単に壊すのではなく、地域のコミュニティスペースや、資料Cの「質の高い教育」を支える自習室として再生させることだ。これは、資料Aにある「世界を自分に合うようにつくり替える努力」を、消費ではなく再生という形で行う試みである。今あるものを大切に使い続け、環境への負荷を減らしながら、誰もが心地よく住み続けられる街の形を、知恵を使って再構築していきたい。(397文字) ### 💡 作文作成のアドバイス 1. **資料のキーワードを使う**: 「いびつ」「知恵としてのデザイン」「自分に合うようにつくり替える」などの言葉を効果的に混ぜると、資料を読み解いていることが採点者に伝わります。 2. **自分の体験を具体的に**: 「ゴミを減らしたい」だけでなく「スーパーの裏で見た光景」など、映像が浮かぶような具体例から書き始めると説得力が増します。 3. **「デザイン」の定義を資料Bに合わせる**: 資料Bにあるように「かっこいいものを作る」のではなく「生き延びるための知恵」としてデザインという言葉を使うのがポイントです。 本番でのご健闘をお祈りしております!
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