折れがあります。(写真③④) 40年以上前の発刊です。全体的にくすみがあります。 『折々のうた』 大岡 信:著 岩波新書 1980年 第1刷 縦:17.5cm 横:10.5cm 厚さ:1cm 『折々のうた』は、詩人で評論家の大岡信が新聞連載をもとにまとめた詩歌随筆で、日本の詩の伝統を古代から現代まで横断的に紹介する作品である。書名のとおり、四季や人生の折々の瞬間に詠まれた和歌・俳句・漢詩・近代詩などを取り上げ、それぞれの作品の背景や言葉の味わいを、短い解説で鮮やかに読み解いていく。取り上げられる詩歌は、『万葉集』や『古今和歌集』の古典から、近世俳諧、さらには近代・現代の詩人の作品まで幅広く、時代を超えて人間の感情や自然観がどのように表現されてきたかを示している。著者は難解な文学研究ではなく、読者が詩歌を身近に感じられるよう平易な文章で解説し、一つ一つの言葉の響きや情景を丁寧に掘り下げる。本書は、日本人が長い歴史の中で育んできた詩の文化を再発見させる入門書であり、日常の中で言葉と感性を味わう楽しさを伝える随想集でもある。新聞の短いコラム形式を基にしているため、一篇ごとに独立して読みやすく、読者は古典文学から現代詩までの名句に気軽に触れることができる。こうして本書は、日本の詩歌の豊かな流れを現代の読者に橋渡しする役割を果たしている。 春のうた 夏のうた 秋のうた 冬のうた あとがき 作者略歴(兼索引)
『折々のうた』大岡 信 岩波新書 高知 中古あげます・譲りますを見ている人は、こちらの記事も見ています。