本棚整理中で出て来たものです。 箱男、砂の女などの安部公房です。 芥川賞受賞作。 本の内容〜 ある朝、突然自分の名前を喪失してしまった男。以来彼は慣習に塗り固められた現実での存在権を失った。自らの帰属すべき場所を持たぬ彼の眼には、現実が奇怪な不条理の塊とうつる。他人との接触に支障を来たし、マネキン人形やラクダに奇妙な愛情を抱く。そして…。独特の寓意とユーモアで、孤独な人間の実存的体験を描き、その底に価値逆転の方向を探った芥川賞受賞の野心作。
安部公房 壁 神奈川 中古あげます・譲りますを見ている人は、こちらの記事も見ています。