発明クラブ、創設部員を募集します。 （投稿ID : aehbp）

私は、特許事務所に勤務する弁理士です。
日頃は、大手メーカーの発明者の原稿を元に、特許庁に出願する出願書類（明細書、特許請求の範囲、図面などの技術文書）を作成しています。
特許を取得すること自体は、難しいことではありません。問題は、中身と事業化です。
特許を取得しても、他人が簡単に別の方法で実現できるようなものは、意味が無くなります。
また、取得した特許を実施（事業化）できなければ、誰かにライセンスする意外に収益は得られませんが、ライセンスすることは、自らの事業化以上に困難です。
そういう意味で、私が勤務する特許事務所では、積極的に個人の出願を扱うことはしません。
特許事務所に依頼すると、出願から、権利の取得までに、安くても３０万、内容、審査の状況次第では６０万ぐらいかかります。それだけ経費を掛けて取得した特許が、収益を生まない可能性の方が高いからです。つまり、個人の場合、特許を取って、失敗する人の方が、成功する人より遙かに多いことを、我々はよく知っているのです。
しかし、私は、特許というシステムは、国民に平等に与えられた素晴らしいシステムであると信じます。
あなたは、宝くじを買いますか？
ジャンボ宝くじの１等の当選確率は１千万分の１～２千万分の１です。
私は、思うのです。１０人で、アイデアを１００個ずつ出し合って、出願を１０件出せば、１つ位は、大当たりするかなと。
私は、人生の５年を掛けて弁理士になりましたが、このまま死んでしまったら、あの世で絶対に後悔するなと思います。「もっと、自分の発明をして、出願しておけば良かったな」と。
アイデアの創作は、１人でするより２人、２人より３人でする方が絶対に有利です。
このままでは、死んでも死にきれない方からの応募を期待しております（笑）。

会合は、毎月、２回（土日、又は平日の１８：００～）を予定しますが、それ以上になるかも知れません。
会合に掛かる費用は割り勘です。
出願費用、審査請求料（公的費用：1件当たり１５万円程度）は、発明の寄与度に応じて分担します、この割合は、権利の持ち分にも影響します。
資力に乏しい方（収入の無い方）は、減免対象（特許法の規定による）になります。
なお、出願書類は私が作成することになる（他の弁理士に頼めばそれだけで１５－２０万かかる）ので、私の寄与度が必然的に高くなることはご承知置きください。
「おいおい、そこかよ～」と突っ込まないで下さいね。
寄与度が増えるということは、最初の費用の分担も増えることになります。

未成年者は、特許法上の制約があるので不可です。

お酒、釣りが好きな方歓迎します。