【「塩飴」で命が救われた人ｌ人間の身体の仕組みを知る】 （投稿ID : w612h）

【熱中症】 https://ameblo.jp/momiccotaro/entry-12753178268.html




【塩飴は命を救う？】


　毎年この時期になると同じご質問をいただきますので、なるべく簡単に、ご説明いたします〜＼(^o^)／



「なんで塩分が必要なの？」

「ポカリ（スポーツ飲料）やOS-1って良いの？」

「バテるわ〜！クエン酸摂ればいいかな？」

「1日2リットル水を飲めば健康でしょ！？」


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　塩辛いモノを食べた後に、やたらと喉が渇く。こんな経験ってありますよね？

　人間の身体って、体温も、たった数度上下するだけで、低体温症で命を失ったり、たこ焼きより はるかに温い（ぬるい）のに、「高熱じゃあ！」と騒いで解熱剤が必要になるほど絶妙なバランスで成り立っています。



　体内の水分量や塩分濃度も同様で、細胞の浸透圧（野菜に塩を振りかけて水が抜けて来る仕組み）の都合で一定に保たれるようになっています。

ですから、塩辛いモノを一気に食すと体内塩分濃度が狂って調整の為に喉が渇きます。（唐辛子辛いものは無関係）


　ちなみに、日頃から濃い味が好みで塩分摂取を控えるように言われている方には耳馴染みなのが、“カリウム”だと思います。カリウムは塩分（ナトリウム）と拮抗関係にあって、取り過ぎた塩分を体外に排出する作用があります。


（スイカやバナナ、多くの野菜や海藻などに豊富です／すでに腎臓疾患をお持ちの方は腎臓機能低下で尿量が減るのでカリウム摂取制限があります）



　◇夏などに水分を摂りすぎてバテ気味になる理由は、お酒やコーヒーばかりを飲む時の作用と似ていて、以下は全て内臓負担の増加や利尿作用が働きます。

・冷たい水分の摂取
・水分を一気に飲む
・水分を過剰に飲む
・カフェインを含むモノを摂取する（エナジードリンク＝栄養ドリンクもご注意）
・アルコールを含むモノを摂取する
・炭酸水を飲む





汗や尿で、大切な電解質（ミネラルの内の一部）成分まで大量に体外に排出され続けると、
塩分を摂りすぎた逆の状態、つまり「薄〜い体液」になってしまいます。

前述の様に、体液も絶妙なバランスで成り立っているので、今度は電解質を摂取しないと、（電解質点滴／麦茶／塩飴／スポーツドリンク／経口補水液など）

身体が自発的に体液を放出して脱水状態を作り出し、生命維持のために体液を正常濃度にします。

つまり、誤った水分摂取では、水分を摂れば摂るほど脱水してしまうわけです。



お酒やコーヒーも気分転換に活用いただくのは良いのですが、一日中、

「朝はコーヒー！　昼は緑茶か烏龍茶！　午後はエナジードリンクとコーヒー！　夜はビールと酒！」と言う生活では、

わざわざ夏バテや脱水状態を引き起こすようなものです。
（本来の“夏バテ”は秋になってから夏の影響でバテることです）


また、美容と健康に良いと盲信して、「1日2リットルだ！」と、水を飲みまくっている人が結構いますが、摂取方法の誤りから逆効果の人が多いようです。
（内臓負担・冷え・浮腫み・脱水・バテる）



　点滴メーカーの大塚製薬が飲む点滴としてポカリ（スエット）を開発しましたので、電解質液を、ポカリで経口摂取するか、点滴で血管からダイレクトに入れるかと言う違い（成分は味覚都合上違います）ですが、当然夏バテで胃腸が弱っていれば吸収率も悪いので、ダイレクトに血管に入れる点滴の方が即効性があり、効果もてきめんです。

覚醒剤使用者が、初めのうちは覚醒剤を溶かした水溶液（金魚の形の醤油差しに入れたことから、その世界の隠語で“金魚”の通称）を経口服用しているのに、より強い刺激を求めて注射器で直接打つのもそうゆう理由です。


緊急を要する脱水などの場合には点滴が医師の判断で行われますし、日頃から電解質不足の自覚があれば、日常的に補給していただければ、バテたり、熱中症での生命の危機が回避できる可能性も高まります。


もちろん“夏バテ”に限って言えば、原因はそれ以外にもたくさんあります。

冷たい飲食によって内臓が冷えれば、その度に全身の免疫力も落ち込み、内臓はダメージ回復に努めて疲労しますし、暑さで寝不足が続いたり、炎天下での作業や運動と、影響は様々に考えられます。


個人的にはスポーツ飲料の糖度過多に嫌悪があり、倍に希釈してクエン酸（疲労物質の分解排出効果はあるが、電解質補助にはならない）を足して飲みますが、

大塚製薬やアクエリアス製造のコカコーラ社では推奨していません。


確かに腸管内吸収率を高めるためにはブドウ糖などの糖分が効果的なのですが、ポカリ500mlの糖質は角砂糖10個を超えていますので、明らかに過剰です。

（もちろんヤクルトやユンケルなどの小さな飲料も過剰な甘さから解るように糖質過多ですが、あれが無糖なら飲む気がしますか？　糖質は覚醒剤並に常習性があるので購買数は確実に上がります）


最近話題の、“ミネラル麦茶”には電解質が含まれ、且つノンカフェインで無糖と、正に昔の人の知恵ですね。（ただし多くの麦茶の残留農薬は・・・）

または、電解質はしっかり入って糖質が低い“イオンウォーター”と言う製品もあるそうですよ。


アクエリアスにはアミノ酸（タンパク質を構成する成分）やクエン酸が添加されているので、厳密にはポカリスエットとは効果の違いはあり得ます。



　有名な話ですが、“ポカリスエット”って、“カルピス（牛のシッコに聴こえちゃう）”並に海外では変な名称と捉えられがちで、「あっ汗を飲むの？！」と驚く人も多いそうです。
（CALPISはやば過ぎて海外では名称変更）



“Sweat（汗）”じゃなくって“Sweet（甘い）”だったら美味しそうなんですけどね（笑）

中国語では「熱中症」を「暑中／Zhòngshǔ」と言います。日本語の「暑中」と同じなので覚えやすいのですが、意味は違いますね（一番暑いころ）


オツカレ！　最高労働者　小太郎

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塩分不足の症状は？
発汗にともなう塩分不足により痛みを伴う筋肉のけいれん（こむら返りなど）。 脱水の症状としてのどの渇き、尿量の減少、 体温上昇または皮膚の乾燥。 脳循環不全や全身の機能失調によるめまいや吐き気、嘔吐、全身の倦怠感、 脱力感、意識消失、 意識障害、全身のけいれんなどです。







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