日本国宝 「山水長巻」と一般に呼ばれているこの図巻は、画聖と呼ばれる雪舟の代表作として知られている。春から始まり冬で終わる四季の山水の変化を、長さ16mにも及ぶ長巻の上に、雄大な構図でドラマチックに描き出している。図上の建物や人物は中国風であるが、微妙な四季の変化の描写は日本の自然を描いたものである。奥書に文明18年(1486)67歳の作とあることから、雪舟は、応永27年(1420)生まれであることがわかる。
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